“ 補聴器 ” と 集音器 との違い

 

 

「補聴器って高いんですよね・・?」

 

お客様によく聞かれます。

 

補聴器は、高額なものは 車 が買えるほど高いですし、

低価格の商品だと テレビショッピング でも 売っています。

 

この違いは なんなのでしょうか?

 

ズバリ 答えます。

【 調整が出来ないものは “ 補聴器 ” とは 言えない 】

と、いうことです。

 

つまり、「 音質調整 できない(もしくはほとんど調整が出来ない)物 」 が 安価な集音器。

   

「 何度も 調整が出来る物 」  が、一般的な  “ 補聴器 ”  と いう事になります。

 

 そこでよく言われるのが、

「 ボリューム ついてるよ 」

「 音質調整が出来るって宣伝してたよ 」 などなど です・・・。

 

ここでもズバリ言いますが、ボリューム は 音質調整 ではありません ‼

 

聞こえにくいと言っても人それぞれ違います。

それは 軽い とか 重い とかの問題ではなく、

 高い音が苦手なのか 」 

「 低い音が苦手なのか 」

 様々な パターン があるという事です。

 

当店では、お客様1人ひとりに合った “ 補聴器 ” に 調整 を施してお渡しいたします。

 

 

集音器はどうでしょうか?

音量調整しかできないものは、音質は1つしかありません。

確率論からみても、自分に合う可能性は ほぼゼロ に近いという事になります。

集音器は、拡声器 を耳に入れるようなものです。

  

 注意点は

・購入して、お客様の耳に入るまでに人を介していますか?

・聴力は測りましたか?

・音質の調整はしましたか?

   

上記3点を満たさずに購入したものが快適に聞こえるはずがありません。

 

また、たとえ高額な 補聴器 であっても、調整 をしていなければ集音器同然です。

 

調整が出来るとうたっている 集音器 であったとしても、客観的に難聴者の聴力をみて

調整しないと ほぼ意味のないもの なのです。

 

    

“ 補聴器 ” は、小さくて すごい物には見えないのですが、小さなコンピューターです。

 

私たち技能者は、“ 補聴器 ” に、音量の調整だけではなく、

お客様の聞こえに合った音質をパソコンで “ 補聴器 ” に指示をし、

“ 補聴器 ” は、その指示に従って 忠実に音を出しています。

 

 

“ 補聴器 ” って、実はすごいんですよ♪

 

 

 

音が大きくなるだけの物や、

調整されていない(又は調整できない)物を耳に入れても、

大きく聞こえることがあっても

よく聞こえる はず がありません。

ただ うるさいだけです。

 

    

ドイツ人の“ 補聴器マイスター ” の友人に、

「 日本では通信販売で集音器が買えるし、使っている人がいるんだよ 」

と 言うと、

Sind Sie sicher?  Ich kann es nicht glauben!(本当に?信じられない!)」 と。

 

欧米の補聴器販売は、国家資格を持った者しか販売が出来ないので、

かなり驚いていました。

 

価格の違い

 

価格の違いは、聞こえの 良し悪し ではありません。

 

大まかにその違いをまとめてみます。

 

・高額な補聴器

   言葉と雑音を選別する機能優れている。

  

・安価な補聴器

   その機能が少ない、又は ない。

 

雑音も必要な音ですし、できれば慣れていただきたいのですが、出来るだけ雑音を少なく して

言葉を拾ってほしい というニーズの方には、高い補聴器の方がいいという事になります。

 

ただ、普段静かな家にいることが圧倒的に多いお客様や、1対1 での会話が多くて 複数人での

会話をあまり必要としないのであれば、高い補聴器は必要ないと思います。

 

逆に、電車やバスに乗って買い物に出かけることが好きな方や、自治会の会合 や

会議など 会話の機会で必要な方、現役でお仕事をされていて 聞き逃しを極力減らしたい方

などは 高い補聴器の方がいいかもしれません。

 

商品の価格は、高価格から低価格まで 機能 も 性能 も 様々です。

 

当店では、カウンセリング でお客様のご予算に合わせた商品を ご提案 させていただきますので

ご安心ください。

IICタイプ

オーダーメイド 耳あな型

 

最も小さい補聴器で、より奥深くに入ることで最も目立ちにくい。

最も鼓膜に近い位置に レシーバー が収まりますので、耳あな型の中では比較的自声の響きが少なく聞こえが自然です。

 

CICタイプ

オーダーメイド 耳あな型

 

サイズが小さいので外から見えにくく、電話、帽子などの使用時にもおすすめです。

風切り音 や 装用時の違和感 も 軽減することができます。

 

 

カナルタイプ

オーダーメイド 耳あな型

 

オーダーメイド 補聴器 の中で、最も普及しているタイプです。

耳あなにスッポリ入りますので 目立ちにくいですが、

真横から見ると装用している事がわかります。

 

対応する聴力範囲 ・ 電池寿命 ・ 操作性 ・ 音質 ・ 見た目 ・ 価格 等を バランス 良く揃えているのが最大の特徴です。

CICより操作しやすいのが特徴です。

 

 

フルシェルタイプ

オーダーメイド 耳あな型

 

オーダーメイド 補聴器 の中で、最も パワー があるタイプです。

カナル形 補聴器 で ハウリングが多い場合は、

耳のくぼみ全体まで覆う このタイプで軽減することができます。

耳あな型とはいえ 比較的サイズは大きめで、真横から見ると目立ちます。

 

 

 

COOLタイプ

オーダーメイド 耳あなオープン型

 

オーダーメイド 耳あな型 補聴器 でありながらオープンフィッティングが出来る画期的な 補聴器。
軽度 から 中度の方が対象になりますが、あえて目立つ様にして

「 魅せる補聴器 」 という概念を確立しました。
自然な きこえ が最大の特徴ですが、耳に入れやすいので 手の不自由な方や耳に入れるのが上手にできない方にも 好評 を頂いています。

 

 

 

RICタイプ

超小型 耳かけ型

 

レシーバーが耳あなの中に入る為、オーダーメイドのような聞こえを再現できる上、本体も小さく目立ちにくいのが 特徴 です。

髪の長いお客様であれば、最も目立ちにくい補聴器です。

 

こもり感の少ない オープンフィットタイプ も選べます。

現在、最も 人気 のある 補聴器 です。

 

 

 

 

ミニ耳かけ型

小型 耳かけ型

 

従来の 耳かけ型 よりも小さく、目立ちにくく、スリムチューブを使った オープンタイプ にしたり、

普通の 耳型フック を使って通常の フィッティング にしたりと、さまざまな装用法を選べます。

 

RICタイプ と 耳かけ型 の 中間の位置づけです。

 

 耳垢が湿気ている方にもおすすめです。

 

 

 

耳かけ型

耳かけ型

 

広範囲の 聴力レベル に適応しており、操作がしやすく種類も

豊富です。

カラー も 豊富です。比較的大きいので触りやすく操作も簡単です。

 

最近の 耳かけ 補聴器 は、防水防塵処置 が施されたものが

多いですが、汗かきのお客様には あまりお勧めできません。

 

 

 

 

ハイパワー耳かけ型

   ハイパワー型 耳かけ型

 

   ハイパワーの 補聴器 なので、高度や重度難聴の方にも

   適応しています。

   

   本体が大きいので、紛失が心配な方や、

   本体が人に見えてほしい方、

   電池寿命が長持ちしてほしい方には好評です。

 

 

 

 

 

ポケット型

ポケット型

 

通常の乾電池を使用するため、バッテリーの寿命が長いです。

ボリューム操作もしやすく、もっとも使いやすい

補聴器です。

スイッチや 音量調整 が見ながら操作できます。

 

補聴器本体をマイクのように相手に向けると

よく聞こえます。

 

箱形でコードがあるので、邪魔になり 目立ちやすい

ので、常用にはあまり向きません。